塗料の耐用年数を知っておこう

塗料の耐用年数は種類やメーカーによって異なります。一般的に耐用年数の短い塗料ほど値段が安く、長いほど高くなる傾向があります。安いという理由で耐用年数の短いものを選んでしまうと、短期間で性能が落ちるため、結果的に塗り替えの頻度が増えてしまいます。住まいの環境や外壁の素材によって最適な塗料は異なるため、塗料選びは慎重に行う必要があります。

1.塗料の主な種類と耐用年数

・アクリル塗料→4~7年【価格は安い反面、耐久性は高くない】

・ウレタン塗料→7~10年【比較的耐久性があり、価格が高い】

・シリコン塗料→8~13年【最も普及している塗料で機能性の高さが特徴】

・ラジカル塗料→8~15年【近年開発された新しい塗料で、シリコン塗料と同程度の値段】

・フッ素塗料→15~20年【トップクラスの耐久性を持つ反面、価格は高め】

2.耐用年数を左右する塗料の正しい塗り方

塗料の性能をしっかり発揮するには、正しい方法で塗装する必要があります。下地処理に始まり、中塗り、上塗りと塗料を塗る回数がそのまま仕上がりに影響します。耐久性の高い塗料を選んでいたとしても、間違った塗装方法によって塗料の耐用年数が短くなることも珍しくありません。ただ塗ればいいわけではありません。適切な施工を行うことが住宅の寿命を伸ばすことに繋がります。